蘇れ!伝説のギタリスト
KAORU NAKAO
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中尾カオル
共演&ツアーサポート


    
 中尾カオル物語 ■高校生バンドが
クラブで演奏?
    「学校にバレたら大変だから変装して
     ステージに立っていました」

    夢中でギターを練習したおかげで彼は
    めきめきとギターの腕を上げて、人前で
    演奏したくてウズウズした毎日を送る。
    しかし、地元では学校の目もあるので
    博多へ勝負をかけようと考えていた。そ
    の頃は、愛用のギターもエレキに変えて
    バンド仲間とバリバリのロックをやり、ア
    マチュアコンテストにも出場し入賞する
    腕前となっていたのである。だから、自
    分達の腕前をもっと試してみたかったの
    と女の子にモテルためには「やっぱ博多
    だよなあ」と中尾少年と仲間達はチャンス
    を狙っていたのである。


     「大人に見えるには、どうすれば
    よかろうか??」

    そして、高校3年生の時にチャンスが訪
    れた。なんと中州のクラブで演奏のチャン
    スがめぐってきたのだ。しかし、高校生と
    してステージに立つことは出来ないし(も
    ちろん自分達は大学生とウソをついてオ
    ーデションを受けたが誰が見ても高校生
    にしか見えなかった)困り果てた末にヒラ
    メイタのが「変装をして出れば分からんば
    い!」というメンバーの案であった。「ど
    うしたら大人に見えるとやろうか?」・・・
    やがて変装をしてステージに立つことに
    成功したのだが、坊主頭にカツラをかぶり、
    炭の粉を口の周りにぬってヒゲにみせて
    演奏していたのだ。なんともオゾマシイ格
    好であった。お客も最初はたじろぎ、コミッ
    クバンドと間違えたが、彼らの演奏は立派
    なミュージシャンとしての道を着実に歩ん
    でいた。

■シーナ&ロケット(サンハウス)
■ニックニューサ
■チキンシャック
■山岸潤史
■大村憲司
■森園勝敏
■ハイタイド・ハリス
(ジョンメイオールバンド)
■アーカソソーファ
■クリスタルキング
■クールス
■ふとがね金太(ツイスト)
■ツイスト

その他
   
         












         















   




   
 ■めざすは東京!
   「東京に行くまでは、毎日が楽しくて最高
    でした。本当の厳しさを知らなかったから」

    高校を卒業してやがて大学へと進学した
    ものの、その頃はバンドとして九州各地
    のクラブやホールでの演奏が楽しくて仕
    方がなかったという。その頃は、アマチュ
    アのコンテストでも確実に賞を取れるほど
    の腕前に成長し、福岡に中尾というすごい
    ギターを弾く男がいると評判になっていた
    頃である。そんな時に東京でやってみない
    かとの誘いの話が持ち上がったのである。
    ただし、ギターの中尾だけでいいという条
    件であった。今まで一緒にプレイしてきた
    仲間に申し訳ない気持ちと自分の腕を花
    の都「東京」で試してみたい気持ちで心が
    激しく揺れ動くことに。悩みに悩みぬいた
    末に彼は東京行きを決意するのであった。
    まだこのときは、これから彼を待ち受ける
    現実の厳しさなど誰も知る由はなかった。




 ■初めての挫折
   「プロの厳しさをイヤというほど
    思い知らされました」

    夢と希望に燃えて北九州から単身乗り込
    んだ彼は、千葉真一(あのアクションスタ
    ーの千葉ちゃんであるが実はミュージシャ
    ンとしても活躍していたのである)率いるラ
    テンバンドの一員として迎えられたのであ
    る。「ちょっと弾いてみろよ」と言われ、彼は
    緊張の中で腕前を披露した。演奏を終えた
    彼は内心「すごい!」と驚くバンドのメンバ
    ーの顔を期待していたのだが「まあまあだ
    な。」というそっけない反応。「驚いているけ
    ど、ひがんでいるとやろう」と思い、気を取り
    直してメンバーの演奏を聞かせてもらう事に
    なったのだが・・・音を聞いた途端に体中を
    電流が走るくらいのショックを受けた。「自分
    の音とまったく違う・・・」。呆然と立ち尽くす
    彼の前に歩み寄り「じゃあ、今度の練習ま
    でにこの曲をコピーしてきてくれないかな」
    とリーダーから譜面が渡された。コピーとは
    完璧に演奏できるようにマスターすることで
    ある。




 ■孤独・ストレス・酒
   「東京へ出てきたことを後悔してました」
    
    何もかも今までと違う。地元で騒がれたあ
    の自信は粉々に打ち砕かれて、今度は大
    きなプレッシャーが彼を襲う。東京には誰も
    知り合いがいない孤独の中でプロの現実
    に直面した。寝る時間も惜しんで必死で練
    習に明け暮れやっとマスターしたかと思うと
    「じゃあ今度はコノ曲とコノ曲ね」と次第に
    曲数が増えていく。もう泣きたい気持ちで
    ある。「こんなハズじゃなかった」と悔やん
    でも遅い。自分との戦いの中で、プレッシャ
    ーを少しでも紛らわそうと酒を飲み始めた
    のだが、ストレスと寝不足と空腹のボロボ
    ロの身体に酒はさらに負担をかけ、やがて、
    とんでもない事態が発生することに本人は
    気づいていなかった。